DIYで使える!鉄を錆びさせるアンティーク塗装とエイジング加工の比較(大惨事もあるよっ)

ソロ活
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連休中にDIYでモノづくりをされる予定の方も多いかと思います。

仕事やら何やらしてると趣味に没頭できる時間ってなかなかありませんからね(汗)

今回はDIY小ネタと言いますか、金属をアンティーク風に仕上げるアンティーク塗装実際に錆びさせるエイジング加工にチャレンジしてみました。




アンティーク塗装とエイジング加工の違い

金属をアンティーク風に見せるにはいくつかの方法があります。

各種塗料で錆っぽい色味を付けるのがアンティーク塗装

ブライワックス錆塗装専用の塗料を使って、サビだのワビだのを演出する「作られたアンティーク」です。

次に実際に金属を錆びさせるエイジング加工

皆さんご存知の通り、鉄は雨ざらしにしておくと錆びていきます。それは自然の摂理…というか金属と酸素がゆっくりと結びつくと酸化鉄ができ、それがたくさん集まって目に見えるようになったものが錆びなのだそうです。

 

 

しかし、そんな自然の摂理をじっくりと見守っている時間はない!

ということで、こんな記事を見つけました。

 

 

トイレ用の酸性洗剤(サンポール等)を付けた後しばらく放置しておくとあっという間に錆びる」というもの。

原理はまったくわからない…というかわかろうともしないのですが、画像を見てて「こりゃいける!」と思いました。

ということでエイジング加工は「トイレ用酸性洗剤」を使った方法に決定です。

それではやっていきましょう!

今回錆びさせられるのはボルト&ナット

ということで、今回、劇的ビフォーアフターを遂げる主役たちをご紹介しておきます。

ピッカピカのボルト&ナットさん。

ワンルームのちょっとしたスペースに置ける棚を制作しようと購入した金物たちです。

1mのボルトは単価149円。ナットは単価9円。

決して高いものではありませんので、容赦なく汚していきたいと思います(笑)

ブライワックスでアンティーク塗装

では、まずはアンティーク塗装から。

フェルトが付いているので薬品につけるのはどうかと思い、こちらのフェルト付きアジャスターはアンティーク塗装で優しくふんわり仕上げてあげることにしました。

使用するブライワックスは人気色のJACOBEAN(ジャコビアン)

濃い色なのでドス黒いサビ感を出してくれることに期待。

ということで、ブライワックスを布に付け、ボルト部分に塗っていきます。

…以上で作業終了(笑)

ごめんなさい。特に見せ場はありません。

だって塗って乾燥させるだけですから(汗)

ブライワックス塗布前と塗布後の違いはこちら。

んー!錆というより油汚れですね(笑)

エンジンとか自動車修理工場的な汚れと言ったらわかりやすいか。

しかし、ブライワックスらしい「自然な汚し」が出来ています。

乾いたら取れてしまうのでは?とお思いかもしれませんが、これって意外と取れません。

さすがにボルトとナットの接触面は摩擦が強く取れてしまいますが、触らない部分は固まってそのままの色味を残しています。

 

さすが万能なブライワックス!

 

このJACOBEAN(ジャコビアン)色は特に優秀で私も多用しています。

 

…そんな感じで、多少ブライワックスによる塗装をディスったのはなぜか(笑)

その理由はこのあと明らかになります!




トレイ用酸性洗剤でエイジング加工

続いてはモノホンの錆を作るエイジング加工です。

購入したアジャスター以外のボルト&ナット類を薬漬けにしていきます(笑)

参考にさせていただいたサイトの文末に記載がありました。

「自己責任でお願いします。怪我には注意ね。」

 

え!?怪我?え!?

 

ということで、不安でしかありませんが、薬物の投与を開始していきます。

用意したのはダイソーで購入した2品。

参考サイトさんでも使用されているトイレ用の酸性洗剤「ナイス」と1mのボルトを収納可能な「大型120ℓポリ袋」です。

参考サイトさんのおっしゃる通りネーミングがとてもユニークですが、この記事ではそこに触れないことにします(笑)

では、漬けていきましょう!

大型収納袋にボルト&ナットを優しく丁寧に収納します。

ボルトの先端で袋に傷を付けないよう入れるときだけ保護しておきます。

ナイス投入後、ものすごい悪臭がするとのことで、屋外(ワンルーム1Fベランダ)にボルト&ナット入りの袋を設置します。

なんなの?この光景(笑)

袋の隙間からナイスを投入していきます。

シュワーーーーーーー!

何かが…何かが始まっています(笑)

3分後…

うぎゃ!漏れてきた!!

やばい色の泡が賃貸ワンルームのベランダにじわじわと漏れ始めてきました。

そしてすごい悪臭(泣)

反射的に窓を閉めました。

そして胸がドキドキ….

異臭騒ぎとかになったらどうしよう(泣)

それくらいの悪臭。

しかし、もうこの化学反応は止めることが出来ない。

化学なめんなよ!

そんな声が聞こえてきそうですが、わたし化学の試験で13点取った男なので(泣)

そんなときはとりあえずビールでも飲もう!

泡がナイスな泡にしか見えませんが、外で起きている出来事から現実逃避することにしました(笑)

1時間後…

どうやら反応は収まった模様。

しかしナイス軍に我が陣地をだいぶ侵攻されてしまった…

怖くなってこの日はこのまま放置。

翌朝…

おぉ!ボルトがまっ茶色!

かなりエイジング加工が進んでおります。

そしてベランダもまっ茶色…(笑)

この日は仕事だったので、さらにそのまま放置し、その夜についに引き上げました。

錆びマックス!!(笑)

かなり綺麗な仕上がり!

そして部屋中錆臭い…

一か月分の鉄分が摂れた気がします(笑)

いい感じに錆びが出たところでようやく仕上げ。

この茶色い奴らを薬物依存から解放してあげます。

そう!シャワータイムです(笑)

殺人現場ではありません(笑)

錆びた鉄たちをシャワーで洗ってあげています。

鉄臭が半端ない。そして洗っても洗っても出てくる錆(泣)

きりがないとはこのこと。辞め時がわかりません…

頃合いを見て鉄たちをタオルでふきふき。

鉄臭と風呂場の汚れに唖然とし、撮影する気にもなれず(笑)

その後三日間しっかりと乾燥(ただ忙しくて放置していただけ)した仕上がりはこちら。

どうでしょう?なかなかの風味が出てませんか?

さすがナイスな仕上がり!(どうしても弄りたくなるナイス)

ナットはシャワーでさっぱりして茶色い錆がだいぶ落ちましたが、使い古した感が出ていい感じです。

なかなか面倒な工程となりましたが、トイレ用酸性洗剤による金属のエイジング。

納得のいく出来栄えとなりました。

まとめ

ブライワックスによるアンティーク塗装は気楽且つ安全にアンティーク感を出すことが出来ます。

しかし、本物の錆にはかないません。

なんせ迫力が違う!(笑)

ただ、本物の錆は色々と厄介です。

錆がポロポロ落ちるし、色移りするし、ナットが締まりにくくなるし(汗)

でも、それこそが現実。リアルなんです!

今では、握るたびに手にこびりつく錆が愛おしくすら感じます(嘘)

興味を持たれた方は是非!エイジング加工にチャレンジしてみてください。

ただし、自己責任でお願いします怪我には特にご注意を

あと、ベランダとか風呂場の汚れとか悪臭とか部屋の…

忠告増えてますが、これ言っておかないとね(笑)

なお、今回のようなDIY関連のアイデアはLIMIAというサイトで多く紹介されています。
見るだけでなく、自分で制作した作品を公開することもできるので、DIY好きならば是非使ってもらいたいサービスです。

以下の記事でLIMIAの使い方についてまとめていますので、ご興味のある方は併せてご覧ください。

 

コメント

  1. ワタナベ より:

    初めまして。記事を拝見し同じ事をしたく購入したてためしなのですが1日サンポールに入れても変化がないのですがどうすれば良いですか、、?

  2. はちわれ より:

    ブログを見ていただきありがとうございます。
    金属の種類により効果が出にくいものはあると思います。ステンレスなどそもそも錆に強い素材をきれいに錆びさせることは難しいでしょう。
    あとは表面処理です。耐食性を上げるための表面処理がされている金属をそのまま錆びさせることはできません。メッキを剥がせば錆びると思いますがそこまでしなくても…ね;

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