LINEが作った教育教材「SNSノート(情報モラル編)」のおもしろためになる設問まとめ

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LINEが無償提供している教育教材「SNSノート(情報モラル編)」は小学生から高校生までをターゲットにしたいわばネット社会における指南書です。

SNSでこういう発言をするとそれを見た相手はどういう気持ちになるのか。
こういう写真をアップするとどのような弊害が起こるか。

このように例を挙げ、生徒たちにディスカッションさせる形式の教材となっており、ルールブックというよりも生徒自らによる気づきに重きを置いた教材です。

そんな「SNSノート(情報モラル編)」をいい大人が生徒さんの気持ちになって読んでみるとこれがなかなかおもしろい(笑)
SNS世代の若者よりもネットの世界に疎い大人こそが読むべきものだと感じました。

若者たちがのめり込んでいるSNSやネット社会の本質を理解するのにもってこいの教科書。
今回はこの「SNSノート(情報モラル編)」のおもしろくてためになる設問について取り上げていきたいと思います。



SNSノート(情報モラル編)の概要

「SNSノート(情報モラル編)」は学年ごとに教育内容を細かく分け、その年代で知っていれば良いことを段階的に教育できるようカリキュラムされています。
LINEがこれまでに行ってきた啓発活動や世論調査などの結果に基づき構成されており、例えばスマホの保有率が少ない小学生低中学年向けにはモラル的な内容が主となっています。

出典:LINE ※以下画像全て。出典元リンクは記事最下部に記載。

本教材の終わりには保護者向けの内容も包括されています。
基本的に学校内ではスマホの使用は禁止されていると思いますので、目を光らせなければならないのは子供たちのプライベートタイムです。
高校生くらいまでのお子さんがいるご家庭においては留意すべき事項の参考になると思います。

SNSノート(情報モラル編)のおもしろためになる設問

それではわたしが気になった設問について内容の引用+コメントという流れでご紹介していきます。

生活を見直そう

まずは「SNSノート(情報モラル編)」がどういう教材かということをご理解いただくため、小学生低学年向けの最初の設問を取り上げてみたいと思います。

公園の中にたくさんの人がいます。
あまりよろしくないことをしている人を探していくのがこの設問です。
低学年向けということでSNSやネット利用とは関係のないモラルを問う内容となっています。

各設問には答えがありません
生徒Aが問題ないと思っている行動も、生徒Bは悪だというかもしれません。
自分が良いと思っていることを悪いと感じる人がいるんだ。
そういう気づきをしてほしいというのがこの教材全体を通しての狙いです。

ちなみにわたしには全員が悪者に見えます(笑)

友だちのまね

著作権侵害とかそのへんのモラルに関する設問です。
まねをしてもよいとは思いませんが、ちょっと変えればまねをしても良いのか、絶対にまねをしてはいけないのか意見が分かれるところだと思います。

まねされた花子さんが嫌な顔をしているので③が正解なのでしょうが、たかしさんが花子さんの才能をリスペクトした上でのアレンジ作品だったとすれば、この世の中にはそういった作品がわんさかと存在しています。

まあ、アレンジするのであれば本人の了承を得たうえでというのが大人的な答えなのでしょうか(笑)

ゲームソフトのかしかり

この設問はどれも正解のような気がして、わたしとしての答えは見つかりませんでした。
①や⑤はもう効果がないような気がしますが、第三者を巻き込まないという意味では良い選択だと思います。
③や④は上から圧力をかけるという政治家的なやり方なのであまり好きではありません(汗)
②はそれをきっかけに友人関係を壊しそうで気乗りがしません。

いったいどうしたらいいんでしょう。
大人のわたしは「⑥あきらめる」と「⑦これも勉強だと思う」を選択させていただきたい(笑)

ゲームの中の友達

このへんからネット社会の闇が見え隠れしてきます(笑)
ネトゲで知り合った友だちがどんな人物かという設問。

十分にあり得ますよね?
てか絶対に③だと思います。
ゲーム上手そうだし(笑)

たしかにいつもやり取りしてるネットの友だちがどんな人なのか気にはなります。
容姿だけでなくネットだと性格変わる人も多いですからね(汗)

まあ、それがわからないところもネットの楽しいところですし、これからの世の中そういう付き合いも当たり前のようにあります。
友だちがbotだったなんてことも普通にありうる時代に突入するんです(笑)

学校の先生はどのように生徒に教えるのでしょう。
気になるところです。



これって悪口

面と向かっての会話、文字だけの会話、文字とスタンプを使っての会話。
同じ言葉を発信していても、捉われ方がだいぶ変わってくるよというお話です。

これは結構深い話だと思います。

「おもしろいね」という文字だけでは感情が伝わりづらく、相手によって色々な捉われ方をされてしまいます。
それにスタンプを付けて自分の表情を模擬することで、少し感情が伝わりやすくなります。
自分の発信した何気ない文字列が相手を傷つけたり怒らせたりすることもあるから配慮しましょう。
そんなところでしょうか。

ただ、今や面と向かっての会話とSNSでの会話はまるっきり別な扱いになってきているように思います。
「了解」が「り」と略される時代です。
SNSにはSNSの会話作法があり、SNS独特の世界が日々更新されていきます。
そこにどこまで感情を乗せる必要があるのかとも考えてしまいます。

いやぁ、深い設問です(笑)

写真を公開する前に

SNSで顔出ししてる人って意外と多いなと感じていましたが、ほんと良く考えてから上げた方がいいよと思う写真も少なくありません。
公開した以上は不特定多数の人に見られます。
その写真を見た人の中に悪意を持った人物がいるかもしれません。
そう考えると「いつものお店なう」すらも公開するのに躊躇してしまうわたしはかなりのヘタレです(笑)
いや、そのくらい慎重になったほうがいいんです!

新しいアプリについて考えてみよう

LINEがSNSアプリ提供者という立場で作った良い設問だと思います。

アプリにはそれぞれ独自機能があり、利用者がすべての機能とその動作を把握しているかというとそうではないと思います。
中には不正な動作をするマルウェア的なアプリもあるでしょう。
また、アプリ提供者側が想定する由もない不正な使い方をする悪い利用者がいるかもしれません。
要するにアプリやそれでつながったフレンドを100%信用してはならないということでしょう。

ここで生徒さんたちが回答した内容はLINEに提供されるのでしょうか。
LINEとしてはサービス提供に役立つ良い材料になりますよね(笑)

災害時のSNS活用

災害時は電波が込み合いスマホでの通話がしづらくなる。
そんなときにSNSが有効だというのはすでに常識といってもよいくらいの話ですが、もしスマホが使えない状況だったら?と問われると困惑してしまいます。

ネットは便利なもの。しかし使えないときだってあるんです。
SNSは情報伝達能力に優れています。しかしデマ情報も少なくありません。

災害時にネットを駆使することも大切だと思いますが、もっと大切なこともあるでしょう。
この設問はそんなことを家族で討論するきっかけになるのではないかと期待します。



まとめ

今回はLINEが提供する教材「SNSノート(情報モラル編)」についてご紹介させていただきました。

この教材を使った教育は必須ではないので、全ての小中高校で行われるわけではありません。
また、教材は配布されたばかりなので、学校側も準備が必要でしょう。

SNS世代のお子様がいる親御さんには子供たちの現状を把握するうえでも是非目を通してみていただきたい内容です。
お子様と一緒に見てお子様の意見を聞いてみるだけでも効果があると思います。

「SNSノート(情報モラル編)」はLINEのWEBサイトにて無償配布しています。
リンクを掲載しておきますので、ご興味があればご覧ください。

LINE公式:情報モラル教育教材「SNSノート(情報モラル編)」を 全国の学校での授業活用を目的に開発、無償提供

「児童・生徒向け」と「活用の手引き」の2ファイル(PDF形式)があり、「活用の手引き」には各種統計データや設問のポイントなどの情報が記載されており、とても勉強になります。


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