急に一人暮らしをしなければならなくなった人のための「なる早な部屋探し」 その5【初期投資削減編②家具はDIYで自作しよう!】

部屋探し
この記事は約7分で読めます。

前回は調理家電をガス調理器に代替えすることで初期投資とキッチンのスペースを確保するアイデアについてご紹介しましたが、今回は家具・インテリアの初期投資削減及びスペースの有効活用について経験談を踏まえてお話しさせていただこうと思います。

広い部屋も使い方次第で狭くなる

あなたの新しい部屋にはどんな家具・インテリアが必要だと思いますか?
まずはそれをリストアップしてみましょう。
そして、それらを部屋の中に置いた情景を想像してみてください。
どうですか?部屋狭くなりませんか?(笑)

引っ越しで部屋の荷物を全部出した時、「この部屋こんなに広かったんだ〜」とびっくりした経験はありませんか?
せっかくの広めの間取りも使い方次第で狭くなる。
逆に狭い間取りも使い方次第で広くすることも出来るんです。



無駄なスペースの有効活用をするための工夫

部屋を広く使うには無駄な空間を作らないことが重要です。
物と物の間の隙間、棚と天井の間の空間、90度ではない角…
こんな空間を上手に使えたら、不動産屋で大いに悩んで決めた物件の平米を節約できます。

既製の家具や家電を床に並べ、それが無駄なくビチっとハマることはまずないでしょう。
サイズ重視で家具や家電を選ぶのならまだしも、デザインや機能にもこだわりますよね?
そもそも三角形の家具などなかなか見つかりません;

既製品には無い。しかし、既製品の凝ったデザインのものは高い。
さあ、どうしましょ?(笑)

そんなときは自分で作っちゃえばいいんです!

初心者でも出来る簡単DIYの色々

簡単DIYと言われてもやったことないし、道具も持ってない。
そういう方も多いと思います。
DIYというとサンダーやらドリルやらインパクトドライバーやらお高そうな電動工具を使って木材を加工し組み上げて、ペンキを刷毛で塗って、ニスを塗って…
とても難しくめんどくさそうなイメージです(笑)
しかし昨今のDIY事情は初心者に優しいんです!

1.木材の加工はホームセンターでやってくれる

大きな木材を買っても、それをノコギリで切るだけで一苦労。
真っ直ぐに切るのってなかなか難しいんです;
でもご安心を!
木材を扱っているホームセンターのほとんどに「加工室」があります。
基本有料にはなりますが1カット=数十円で加工してくれます。

2.木材同士をつなぎ合わせるジョイント部品を利用する

通常は木材と木材をつなぎ合わせるのにはビスや釘を打ち込みます。
もちろんそれなりの工具を使う必要が出てきます。
しかし、最近は木材同士を簡単且つ丈夫に組み合わせるための「ジョイント部品」が充実しています。
固定方法はジョイント部品に木材をはめ込みネジ穴にビスを打つ、物によってはビスや釘が不要なものもあります。
難易度としてはカラーボックスをくみ上げる程度で丈夫で失敗のない組み上げをすることが可能です。
しかもオシャレな形状のものも多いんです!

3.電動工具はホームセンターで貸してくれる

上述の通り、加工はホームセンターでやってくれますし、ジョイント部品を使えば工具やビスすら不要な場合もあります。
しかし!電動工具は男のロマンなのです!(笑)
限られた店舗になってしまいますが、ドリルドライバーや丸鋸、サンダー、グラインダーなどの電動工具をレンタルしてくれるサービスもあります。
前述の通りまずはこういったものを利用して、楽しそう!向いてそう!と思ったなら自分で購入するのもいいでしょう。

4.色は布で刷り込む

最後にペイントのお話です。
塗料には様々な種類がありまして、この辺の説明はいつかしたいと思います(笑)

私のペイントの印象は…一言で言うと「難しい!」です。
刷毛で塗るとどうも色ムラが出てしまうんですよね;
そもそも私は筆だの刷毛だのが使いこなせない。
書き初めも下手だし水彩画なんてとてもじゃないけど描けない;
そんな「毛」との相性がとことん悪い私でも上手に塗れる方法が刷毛の代わりに布を使った塗装です。

水性ステイン」という塗料があり、これは木材に「塗る」と言うよりに「染み込ませる」といったイメージです。
Tシャツの切れ端などにこの水性ステインをつけてけ木材に刷り込む。
そうすると塗料の色が木材に浸透し、着色します。
この水性ステインの何が良いかというと、木目が生きることです。
べた塗りではないので木材表面の木目や傷といった「味」がそのまま仕上がりに出ます。
簡単且つ美しい仕上がりなのがこの水性ステインによる塗装です。

いかがですか?
なんか出来そうじゃないですか?DIY(笑)

規格モノの木材「2×4(ツーバイ材)」でコスパ最高のDIY

道具や技がなくてもDIYは出来る!ということはわかったけど、素材である「木材」は何を選べばいいの?
ということで、見出しにもあります「2×4(ツーバイ材)」という規格モノ(木口のサイズが決まっている)の木材がおすすめです。
理由は3点。

  • 規格モノのため流通しており価格が安い
  • 柔らかく加工しやすい
  • 上述のジョイント部品が加工なしに使用できる

3点目ですが多くのジョイント部品は規格モノのサイズに合わせて作られています。
切ったり削ったりしなくともそのままスポッとハマります。

2×4の他にも1×4や1×3といった様々な規格がありますが、コスパがいいのは1×4と2×4。
1×4と1×3では1×4の方が端面の面積は大きいのに1×4の方が安い。
この辺の価格は流通量が関係しているのでしょう。

  
※この2種類がおすすめです。2×4の2は1.5インチ=38mm…2インチじゃないの!?(笑)

賃貸物件ではまず「柱」を作るべし

賃貸物件においては壁に穴を開けたり色を塗ったりが出来ないため、必然的に「置くインテリア」を選びがちです。
しかし、床面を家具で埋めてしまうと、急激に狭さを感じます
そこで必要になってくるのは壁面を有効活用するための「」。
穴を開けたり物をぶら下げたりできる柱があれば、空間を有効に使うことが出来るようになります。

そこで!

前述の2×4(ツーバイ材)ジョイント部品が大活躍してくれるんです!

2×4とラブリコで賃貸物件に「柱」を建てる

ラブリコという2×4(ツーバイ材)用の部品があります。
2×4(ツーバイ材)の両端面につける部品つっぱり棒のように床と天井をつっぱります。
木製つっぱり棒とでもいいましょうか。

強度は天井の梁の強さにもよりますが、人がぶら下がれる程度。
かなりの負担をかけても平気なんです!

このラブリコの良いところは「ただ2×4(ツーバイ材)を差し込むだけ」という手軽さ。
ビス止めすら必要ないので、工具もいりません。
要するにラブリコ1セットと2×4(ツーバイ材)1本で柱が建つんです!




「柱」の活用方法は無限大

1本の柱が建てば物が吊れる
2本の柱が建てば棚を付けて物を置ける
2本の柱の間に壁を作れば物を吊る面積が増える

これは私がラブリコを使ってDIYで作った「棚」兼「ディスプレイボード」です。

柱と棚の材料はラブリコ2セット2×4(ツーバイ材)が4本有孔ボードという穴の開いた板のみです。

材料費は…

ラブリコ(2×4用)880円 × 2個 = 1,760円
2×4(ツーバイ材)3,040mm 590円 × 2本 = 1,180円
有孔ボード 900×600mm = 1,390円
加工費 = 0円 ※行きつけのホームセンターの会員サービスで10カット無料!
※塗装は既存の塗料を使用
合計:4,330円

簡単丈夫大きな(2,400×900mm)「棚」兼「ディスプレイボード」激安で作れました。

私はこれをこんな風に使っています。

  

1.柱の1本に自転車用ハンガーを取り付け、自転車をぶら下げる

このクロスバイクの重量は約13kgですが、引っ掛けるときに柱や棚が揺れることすらありません。
ラブリコ強いです!

2.棚下段にIKEAで購入したレールを取り付け、掃除機などの長物をぶら下げる

自転車もそうですが、床に接地しないだけで、なんだか部屋が広く感じます。
そして掃除がし易いです。

3.棚中段は有孔ボードで「魅せる収納」

有孔ボードも規格モノです。
色々な種類のフックが売っているので、色々なものをぶら下げられます。

4.棚上段は拡張領域

棚用に2×4(ツーバイ材)を買い足せば、更に物がおけます。
今はスカスカ(笑)

このように柱1本で室内に自転車を置くためのサイクルスタンドが出来て、2本あれば壁が出来て、3本あれば部屋が出来て…(笑)

「柱」の可能性は無限大なのです!

少し話が長くなってしまったので、このサイクルラックの制作模様については後日写真付きで記事にまとめたいと思います。

まとめ

  • DIYで無駄なスペースを有効活用
  • ホームセンターの活用で工具と技術は不要
  • DIYは規格木材とジョイント部品で簡単且つ安くできる
  • 自作柱は賃貸ワンルームで大活躍する

コメント

タイトルとURLをコピーしました