ウクレレと聞いて想像するのがハワイ。
木でできていて、弦が張ってある弦楽器。
小さなギターと勘違いしている人もいるくらい、残念ながらそんなにメジャーではない楽器です。
ただ、耳覚えはあると思います。
癒しの音楽といえばウクレレです。
ポロロンとした素朴な音は聴いても弾いてもほっこりします。
今回はそんなウクレレのことについて知ってほしく記事を書きました。
後半にはウクレレのほっこりする痛カッコいい動画も載せていますのでお楽しみください。
うんちくに興味のない方は後半に飛んじゃって構いません(笑)
完全なる2部構成にてお送りします。
ウクレレってどんな楽器?
前述の通り、ウクレレはミニギターと混同される節があります。
ですので、ギターとの違いを中心に、説明していきます。
ちなみにこのサイトは楽器専門のサイトではありません(笑)
知らない方に「へぇ~」と思ってもらえるような豆知識程度のことしか書いてありませんので、ご了承ください。
ボディの材質の違い
ウクレレもギターも木から作られています。
木とひとことでいっても色々な種類があり、使用する木(素材)により音色も変わってきます。
ギターのボディにはマホガニー、メイプル、スプルースなどといった素材が使われるのですが、ウクレレではそれにプラスしてハワイアンコアやマンゴーといった南国ムード漂う種類の素材がよく使われています。
特に多く使われるのがハワイアンコアというハワイ原産の素材。
ウクレレといえばハワイアンコアといわれるほど有名且つ最高級な素材です。
ハワイアンコアの美しい木目、美しい音色。
見てうっとり、聴いてうっとり、値段聞いてびっくり。
更に素材が単板(一枚板)なのか合板(集合材)なのかによっても音と価格が変わってきます。
ハワイアンコアの単板ともなると、値段の桁が変わってきます。
ちなみに上の写真のボディ形状がスタンダード型で、その他パイナップルのような形をしたその名の通りパイナップル型というのも伝統的な形状です。
また、大きさにも種類があり、小さい順で「ソプラノ」「コンサート」「テナー」「バリトン」と呼ばれています。
これもウクレレ特有のサイズ分けです。
チューニングの違い
弦の種類はナイロン製が基本です。
ギターでいえば学校の音楽室にもあったガットギターに使われているやつです。
ウクレレの弦は4本で基本のチューニングは4弦からソドミラ( GCEA )です。
ちなみにギターの弦は6本でチューニングは6弦からミラレソシミ(EADGBE)です。
ギターの場合、もっとも手前にある6弦から1弦へと音程が上がっていくのに対し、ウクレレは4弦から3弦で一度下がります。
私がそうでしたがギター弾きがウクレレを持つとその辺の違和感があります(笑)
弾き方の違い
ウクレレの弾き方の基本は指弾きです。
右利きの場合、左手で指板(フレット)を押さえ、右手で弦を弾く。
この辺はアコースティックギターの弾き方となんら変わりません。
弦の本数とチューニングが違うため、コードはまったく異なります。
せっかくギターで覚えたコードもウクレレでは使えません。
ウクレレの奏法はギターとほぼ同じなのですが、ジャカソロと呼ばれるコードもメロディーも一緒に弾く奏法がめちゃカッコいいです。
指使いとしてはフラメンコギターの奏法に似ているのでしょうか。
わかりやすいサンプル動画がありましたので載せておきます。
有名なアーティスト
ウクレレ界で有名なアーティストといえばやはりジェイクシマブクロです。
日系5世のアメリカ人で日本にもファンが多く、映画「フラガール」の音楽全編も担当しました。
ジェイクシマブクロは最近新アルバムを出し、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」やビートルズの「エリナー・リグビー」などをカバーしているそうです。
ジェイク(急になれなれしい)のアルバムはカバー曲が多く、どれもカッコよくアレンジしています。今回のも期待大!です。
有名なメーカー
アコースティックギターでいえばGibson(ギブソン)やMartin(マーチン)などが有名ですが、ウクレレ界の2大巨頭はKAMAKA(カマカ)とKoAloha(コアロハ)という本場ハワイのメーカーです。
日本のメーカーも頑張っており、Famous(フェイマス)というブランドのウクレレは、楽器屋の店員に入門用にと必ずおすすめされる名前負けしていない超有名なウクレレです。
KAMAKA
写真のモデルはHF-1というソプラノ(小さいサイズ)のウクレレです。
素材はハワイアンコア単板(ソリッドコア)と最上級なスペック。
値段もそれなりですが、ビンテージギターなんかに比べれば安いものです。
※通販サイトボタンより、KAMAKAの他製品も検索できます。
KoAloha
写真のモデルはKSM-00というソプラノウクレレです。
こちらもハワイアンコア単板です。
せっかくKAMAKAやKoAlohaなどのハワイメーカーのウクレレを使うのであればハワイアンコアの単板が絶対におすすめです。
音の鳴りが驚くほど違います。
※通販サイトボタンより、KoAlohaの他製品も検索できます。
Famous
日本においてウクレレといえばFamousのFS-5です。
大きさはソプラノ。素材はハワイアンコアですが上のふたつとは異なり合板です。
入門用としては最適で、入門セットなども組まれる人気商品です。
※通販サイトボタンより、Famousの他製品も検索できます。
痛カッコいい!ウクレレメタルの魅力
ということで、ここまではウクレレという楽器の魅力についてご紹介させていただきました。
この先、内容をガラッと変え、ここまで書いてきた内容が台無しになるレベルのくだらなさです(笑)
私は学生時代、ずっとヘヴィメタルのコピーバンドでギターをやっていました。
ヘビメタではありません。ヘヴィメタルです。
ここ、ヘヴィメタルを愛するバンドマンのこだわりです(笑)
コピーしたバンドはJudas Priest、Helloween、Guns N’ Roses、ANTHRAX、Faith No Moreと各メンバーの音楽性の違いが垣間見える選曲でした。
先日、テレビでアイススケートの荒川 静香さんがテレビの取材時にGuns N’ RosesのTシャツを着ており、ちょっと感動しました。
そのくらい、HR/HM(急に略しはじめた)は私にとっての青春なんです。
アラフォーに突入したころのことです。
ギターもアンプも家にはあります。でも、ここに来て何かをはじめてみたくなりました。
そんな時に出会ったのがウクレレです。
まだ上手には弾けませんが、ジェイクのようなテクニシャンには憧れます。
色々と上達するための情報を探している時にたまたま見つけたのが….
ウクレレをピックでかき鳴らしながらヘッドバンキングをするYouTube動画(笑)
HR/HM好き、そしてウクレレをはじめたばかりの私にとって、この動画はイタい感じだけどカッコよくも見えました。
ということで、私がおすすめしたい「痛カッコいいウクレレメタル動画」について、いくつかご紹介させていただきます。
Slayer「Piece by Piece」
疾走感がたまらない「Slayer」のカバー「Piece by Piece」で歌付きです。
PVっぽい作りなので臨場感は伝わってこないのですが、タモリ倶楽部風の映像がハマります。
もうさ、顔が芸人さんの顔だから(笑)
インパクト大なので本記事のアイキャッチ画像にさせていただきました。
各動画の原曲は動画の下にリンクを貼っていますので、聞き比べたい方はどうぞ。
Pantera「Cowboys From Hell」
「Pantera」の名曲「Cowboys From Hell」のカバーです。
この原曲を初めて聴いたとき、野太いギター音とパタパタしたドラム音に衝撃を受けました。
ちなみにPanteraのギタリストであるダイムバッグ・ダレルは2004年、ライブ中に射殺されました。
また、ドラムのヴィニーも今年6月に亡くなったそうです。
パンテラの結成メンバー、故ヴィニー・ポールがヘヴィメタル史に残した功績
悲ちい(泣)
原曲:Pantera – Cowboys From Hell
ちなみにここまでの2人が使っているウクレレは故ダイムバッグ・ダレルが使用していたギターのレプリカ品です。
Metallica「Enter Sandman」
ユニクロもTシャツを作ってしまったくらいに広く一般に知られている「Metallica」の「Enter Sandman」のカバーです。
いや、Metallicaをファッションブランドと勘違いしている人がいるという話を聞いたことがあるな(笑)
この人、いいウクレレ使ってます。
だってほら。ヘッドにGibsunって書いてあります。紙貼って(笑)
IRON MAIDEN「The Trooper」
お次は「IRON MAIDEN」の「The Trooper」をカバー。
「IRON MAIDEN」の売りであるツインギターのハモリをウクレレで再現。
オリジナル音源に乗せるのではなく、完全たる自作音源です。
ウクレレのペイントもダサくてカッコよいです!(笑)
System Of A Down 「B.Y.O.B.」
「System Of A Down」の大好きな曲「B.Y.O.B.」のカバーです。
BGMなしのアンプラグド作品。
演奏のレベルも高く、メタルっぽさを感じさせない。
Twins?双子?幽体離脱?
原曲:System Of A Down – B.Y.O.B.
Queen「Bohemian Rhapsody」
最後は気持ちよくプロに締めくくってもらいましょう。
「Queen」の「Bohemian Rhapsody」をジェイクがカバーしたライブ映像です。
さすがジェイクです。聴かせてくれます。
番外編
ウクレレ以外でもメタルとはまったく縁のないこんな楽器でメタルしちゃってます。
AC/DC「Back in Black」
締め太鼓などの和楽器による「AC/DC」の「Back in Black」のカバーです。
なんと制作はNHK!
この演奏しているお姉さんたち、アンガス・ヤング知ってるん?(笑)
Metallica「One」
なんと金髪美女ふたりがハープで「Metallica」の「One」をカバーしています。
バスドラのトントン音をハープを素足で蹴ることで再現。
ハ・ナ・レ・ワ・ザ(笑)
Audioslave「Gasoline」
「Audioslave」の名曲「Gasoline」のホーン隊によるカバーです。
ボーカルはシンガーソングライターのアマンダさんです。
めちゃカッコいい!
まとめ
完全たる自慰ネタに最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ウクレレの魅力、存分に伝わりましたでしょうか(笑)
音楽好きなのにこのサイトで音楽ネタを公開するのは初めてです。
それは趣向が時代遅れだからと感じていたからかもしれません。
でもそれは間違っていました。
だって…
今月のBURRN!の表紙はGUNS N’ ROSESのスラッシュです。
変わらねーなー(笑)
2018年9月14日:追記
本記事について、なんと!!あの!!!
島村楽器さん公式ツイッターでご紹介いただきました(驚)
ウクレレメタル!?Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
ウクレレって癒される。たとえヘビーメタルを弾いていたとしても(笑)【ウクレレの基本・動画あり】 | 一人力(ひとりか) https://t.co/phCEOH8FDD— 島村楽器 (@shimamuramusic) 2018年9月13日
初めて自分のギターを買ったのは高校生のとき、千葉駅最寄りの島村楽器さんでした。
それまでは兄のを借りて練習してた感じです。
ショートカットの年上女性店員さんが可愛くて、ドキドキした記憶があります(笑)
だってね、音出しの時に顔が近くてね、ニコニコしながら「うまーい!」だなんて言うんですよ?
好きになるわ!(笑)
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