Wiggleのアカウント登録・自転車パーツの購入~配送まで全工程と注意点を解説!

ソロ活
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ロードバイクやクロスバイク用のパーツやウェアなど商品名をキーワードとしてググると、その商品のショッピングに関する検索結果が表示されます。

以前はamazonや楽天市場など主に日本国内で利用されている馴染みのあるECサイト名が列挙されていましたが、最近は「Wiggle(ウィグル)」や「ProBikeKit(プロバイクキット)」など自転車にまったく興味のない方からすれば「聞いたこともない怪しいサイト名」が並びます。

これらは日本国外の自転車用品通販サイトで、ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツサイクルに乗っている方の中ではかなり有名なサイトです。

パーツ買うならWiggleでしょ!

的な口コミが多く聞かれるくらいにWiggleでの買い物は当たり前になってきています。
※ProBikeKitはまだまだマイナーです

Wiggleの拠点はイギリスですが、イギリス国内だけではないグローバルな展開をしており、言語も多国語に対応しています。
もちろん日本語にも対応しており、そこが「決して英語力があるとは言えない日本人」にウケている理由のひとつです(笑)

また、販売価格が安いことでも有名。
特にフレームセットやホイールなどの高額商品ともなると、国内ECサイトとの価格差はウン万円!
日本の販売店が如何に儲けているのかが伺えます。

とはいえ、Wiggleは海外の通販サイト。
多くの販売実績があり口コミも多い日本のECサイトと比較し、情報が少ないんです。

  • 安全に買えるの?
  • ちゃんと届くの?
  • 輸入に関わる税金で結局は割高になるのでは?
  • 購入後のサポートは?

このような不安がある方が安心できるよう、今回は実際にわたしがWiggleで自転車パーツを購入した際の流れをスクリーンショット付きで解説していきたいと思います。

特に海外通販ならではの注意点については詳しく触れていきます。

Wiggleの利用方法

Wiggleで買い物をする大まかな流れはこんな感じです。

  1. アカウント登録
  2. 配送先住所登録
  3. 決済情報登録
  4. カートイン
  5. 決済
  6. 荷物受け取り
  7. 関税支払い

日本のECサイトでの流れと大きくは変わらないのですが、Wiggleでの買い物は個人輸入と同様の扱いになるため、購入した商品の品目等により別途税金を支払わなくてはならないケースがあります。

この辺については本記事の後半で詳しく解説します。

なお、スクリーンショットはパソコン画面のものを掲載していますが、スマホでのアクセスにおいても表示・入力項目はほとんど変わりません。

アカウント登録

Wiggleのアカウント登録方法について解説します。
必要なのはメールアドレスのみですので、受信可能なメールアドレスを準備してください。

まずはWiggleのトップページを開きます。

LINK Wiggle

[マイアカウント]をクリックします。

新規登録に「Eメールアドレス」を入力し、[続行]をクリックします。

アカウント情報を入力し、[続行]をクリックします。

パスワードとして設定可能な文字列の最低条件は「6文字以上」「文字と数字が混在」とされています。
前述の通り、Wiggleはグローバルなサービスです。
各国から利用可能且つ言語の切り替えも容易なことから不正アクセスなどのリスクも高まることが想定されるため、複雑なパスワードを設定するようにしましょう。

配送先住所の登録

アカウントの登録が完了したら、Wiggleの「マイアカウント」ページが開きます。
もし違うページが開いているようなら、画面上部メニューの[マイアカウント]をクリックしましょう。

配送先住所の登録はマイアカウントページの「アドレス帳」より[アドレス帳の管理]をクリックします。

続いて[新しく住所を追加する]をクリックします。

「お客様の配送先住所」にはあらかじめアカウント登録時に入力した氏名が入力されていますので、他の項目を埋めて[新しい住所の保存]をクリックすることで登録は完了です。

日本語での入力に対応しています。
なお、入力欄は英語圏の並びになっていますので、下から入力していくとわかりやすいと思います。

日本語:郵便番号→都道府県→市区町村→番地→建物名・部屋番号
英語圏:建物名・部屋番号→番地→市区町村→都道府県→郵便番号

下表は入力欄とその欄への入力例です。
「15文字以内」と何を入力すれば良いのかわからない入力項目がありますが、英語圏で言うところの「Address(番地)」のようです。
入力欄名に*マークがついている項目は入力必須となります。

入力欄名入力内容入力例
15文字以内*町村・番地・建物名・部屋番号ライオンマンション1005
15文字以内町村・番地丸の内1-2
町・市*市区千代田区
都道府県*都道府県東京都
郵便番号*郵便番号1234567
電話番号*電話番号09012345678

1番目の「15文字以内*」は必須入力なので、戸建てにお住いの方は2番目の「15文字以内」は空欄にして1番目の「15文字以内*」に町村名と番地を入力するとよいでしょう。
入力欄名とマッチしていないところもありますが、下から入力していき、2つの「15文字以内」の項目で帳尻を合わせる形にします。

なお、上の例のように日本語で住所を入力しても荷物はちゃんと届くのですが、わたしの経験上、住所や氏名についてはローマ字を使った正規の英語圏表記にしておくことをおすすめします。

決済情報の登録

Wiggleは以下の決済方法に対応しています。

  • クレジットカード(Visa、Master、Visa Debit、Visa Electron、JCB、American Express)
  • PayPal
  • 銀行振込

ここでは決済にクレジットカードを利用する場合のカード情報登録方法について解説します。

カード情報の登録はマイアカウントページの「カード情報」より[カードの管理]をクリックします。

続いて[新しいカードの追加]をクリックします。

カードの種類を選択した上で、カード番号などの情報を入力します。
カード登録住所は上述の住所登録方法に習って入力しましょう。
なお、ここに入力する住所に「都道府県」欄がありませんが、省略して構いません。

最後に[新しいカードの追加]をクリックし、登録完了です。

購入方法

Wiggleでは商品を買い物かごにいれることを「バスケットに追加」、決済処理を行うことを「チェックアウト」と呼んでいます。
流れ的には日本のECサイトと変わらないので、直感的に操作できると思います。

今回は例としてカンパニョーロ「Zonda(ゾンダ)」のホイールセットを購入してみましょう。

WiggleでZondaを買ってみた

商品一覧からZondaを検索し、商品オプションなどを選択した後、商品画面内の[バスケットに追加」をクリックします。

1つの商品のみ購入する場合は[今すぐチェックアウト]、他の商品も同時に購入する場合は[買い物を続ける」をクリックします。
ここまでの流れは日本のECサイトと何ら変わりませんね。

チェックアウトを行うと、配送先や決済方法を選択する画面が表示されます。

各オプションの説明は以下の通りです。

配送

Wiggleではパーツ・アクセサリ・ウェアなど5,999円以上の購入で送料が無料になります。
また、商品によって配送状況の追跡オプションを付けることも可能。
初めての海外通販で不安のある方は「追跡オプションあり」を選択することをおすすめします。

項目説明
配送先デフォルトで「既定の配送先」が選択されています。[変更]をクリックすることで配送先を変更することが可能です。
配送方法[変更]をクリックすることで各種配送オプションを変更できる場合があります。
【パーツ・アクセサリ・ウェア】
5,999円以下:配送料999円
5,999円以上:配送料無料
【フレーム・完成車】
大型配送:配送料は製品により異なる
※商品をバスケットに追加し、バスケットの中身を見ると送料を確認できます

配送オプション(優先配送)

有料で優先配送を選択することができます。
優先配送とは通常の配送よりも早く荷物が届くというサービス。
amazonのお急ぎ便や楽天市場のあす楽のようなものですね。

しかし配送元はイギリスです。
amazonのように当日・翌日に届くわけではなく、通常10営業日かかるところが8営業日で届くといった具合。
なる早で商品が欲しいのであれば国内のECサイトを利用しましょう。

決済方法の選択

デフォルトでは前項で設定したカード情報が選択されていると思います。
PayPalなど他の支払い方法を選択する場合は[変更]をクリックします。

バウチャーの適用

次にWiggleの魅力のひとつである「バウチャー」についてです。

Wiggleではホームページやメールマガジン上でバウチャーチケットを配布しています。
このチケットを決済時に指定することで、更なる割引を受けることができます。

Wiggleのトップページには常に何かしらのバウチャーが掲載されているので覗いてみてください。

LINK Wiggle

今回はちょうどホイールが割引となるバウチャーがトップページに掲載されていたので、それを適用してみました。

2019年8月15日 ~ 2019年8月23日まで、この超おトクなバウチャーが復活!

【WHEEL22】 22500円以上ご購入の場合、2250円オフ
【WHEEL23】 75000円以上ご購入の場合、7500円オフ
【WHEEL24】 15万円以上ご購入の場合、22500円オフ

詳細はWiggle公式サイトのトップページにてご確認ください。

LINK Wiggle

「バウチャーコードをお持ちですか?」にチェックを付け、バウチャーコードを入力後、[バウチャーコードを適用]をクリックします。

バウチャーが適用されると画面上部に「バウチャーコードは正しく適用されました」と表示されます。

画面右「注文の概要」を見ると、割引価格が確認できます。

Zonda(C17)ホイールセットシマノ用が2,251円割引で36,254円となりました。
なお、この価格にプラスして後述する税金が1,600円かかりましたので、実質37,854円で購入できたことになります。

ちなみに本記事掲載時点の同製品のamazon価格は45,800円です。
amazonで購入するよりも8,000円ほど安い!

Wiggleすごい!イギリスすごい!

あ、まだ購入できていませんね(汗)

最後に[今すぐ安全に支払う]をクリックして、決済完了です。

配達日数について

購入した商品の配送ルートとしては「Wiggle」→「ヒースロー空港(ロンドン)」→「日本の国際空港(成田空港等)」→「税関」→「日本郵便 or クロネコヤマト」→「注文者受け取り」という流れになります。

空路による輸送と税関がボトルネックで、タイミングが悪いとここで2~3日のタイムロスが生じます。

なお、わたしがWiggleを利用した際は注文から6日~7日程度で受け取りできており、Wiggleが公式で謳っている「10営業日以内」を下回っています。

他の海外通販サイトではもっと待たされるようなので、Wiggleはとても優秀だと思います。

配達日数に関しては購入する商品や大きさによっても変わってきます。
詳細はWiggle公式サイトをご確認ください。

参考 日本向けの配送 – Wiggle

輸入関税について

海外通販を経験したことがない方が心配されるのは関税だと思います。
皆さんが趣味で利用するための海外通販=個人輸入なので、海外から個人輸入をした際にかかるのと同等の税金を支払う必要があります。

関税はどのくらいかかる?

理論的なことは置いといて、単刀直入に。
Wiggleで購入した商品にかかる税金はこうです。

ケース関税・通関手数料・消費税
購入金額の合計が16,666円以下
  • 原則0円
購入金額の合計が16,666円以上
  • 一部のシューズやウェアなど特定の品目に対し「少額輸入貨物に対する簡易税率」に則った関税がかかる場合がある
  • 関税の対象となった場合、通関手数料200円が別途徴収される
  • 課税価格(購入金額の60%※1,000円未満切り捨て)に関税額を足した額に対して日本の消費税(現在8%)がかかる

今回、購入したZondaを例に挙げてみます。

WiggleでのZondaの購入金額は36,254円。
16,666円以上となりますので、2番目のケースとなります。

ホイールは「少額輸入貨物に対する簡易税率」の品目における「鉄鋼製品」に当たるので無税。
ただし、課税価格(購入金額の60%)に消費税がかかるので、以下の税金を支払わなければならない計算になります。

課税価格=36,254円(購入金額)×0.06(課税対象率)=21,752円≒21,000円
21,000円(課税価格)+0円(関税)×0.08(日本の消費税率)=1,680円
課税額は100円未満切り捨てで1,600円

Wiggle公式サイトのヘルプに関税についての説明が掲載されています。
16,666円の根拠などが載っていますので、参考にしてください。

参考 関税について – Wiggle

税金はどうやって支払う?

輸入関税は商品到着時、配達員に支払います。
なお、商品到着時に支払いが行えなかった場合、荷物は持ち帰られてしまいます。

今回、購入したZondaの輸入課税は計算通り1,600円でした。

実際には消費税と地方消費税とに分かれ、更に為替などの影響も受けるので多少のズレが生じる場合があります。

以下、税金の内訳などが記載された「国際郵便物課税通知書」という書類を貰えますので、この書類で内容を確認しましょう。
※内容に異論がある場合は関税局に対して不服申し立てを行うこともできます。

荷物の梱包について

Wiggle関係のブログ記事を見ていると「段ボールが汚い」や「段ボールに穴が開いていた」といった梱包に関する悪評を良く目にします。

初めてWiggleで自転車用パーツを購入した際、どのような梱包で届くのかドキドキしていたのですが、意外とまともな状態で届きました。

段ボールの中身はしっかりと梱包材が詰まっており、肝心の商品はちゃんと守られていると感じました。

ちなみにこちらがZondaが入っていた段ボールです。

違いがわかりますか?
少し汚れていますがそういうことではなく(汗)
このシールです。

税関にて一度開封され、中身を確認された証です。

最初の小さな段ボールの写真は16,666円以下のパーツ類を購入した際のものです。
その中にはビンディングシューズなども含まれていましたが関税・消費税共に免除。
段ボールが開けられた形跡もありませんでした。

16,666円以上したZondaは段ボールの表に「WHEELS」と品目が書かれているにも関わらず、ちゃんとそのモノが入っているか開封・確認されています。

やはり16,666円というのがWiggleに関わらず個人輸入の壁になるんですね。

サポート体制について

海外通販の一番不安な点といえばサポートでしょう。

  • 連絡手段は用意されているけど英語でしょ?
  • 返品はできるの?送料は?

言語や地理的な問題がネックになりますよね。
しかし、Wiggleには日本のECサイト同等のサポート体制があります。

日本語に対応したサポート窓口

Wiggleの良いところは海外通販サイトなのにサポートがしっかりしているところです。
日本語で質問でき、日本語で回答を貰えます。
ちゃんと日本語サポートチームがいるようで、良くある怪しい日本語でのやり取りにはなりません。

詳しくはWiggle公式サイトのカスタマーサービスページをご覧ください。

参考 カスタマーサービス – Wiggle

※このページの最後に質問フォームがあります。

不具合商品の返品送料はWiggle持ち

もしも商品に不具合があり返品したい場合、それをWiggleに認められれば、送料はWiggle持ちで返品もしくは交換を行うことが可能です。
そのやり取りは上述のカスタマーサポートと不具合箇所写真などを確認しながら進めていきます。

また、それ以外の理由による返品も未開封且つ購入から365日以内であれば認められます。
ただし、送料はこちら持ちになります。

イギリスとのやり取りになるので不具合時の交換には配送に時間が取られますが、こちらが損することなくちゃんと対応してくれます。

この辺り、amazonの中〇製品のサポートなんかに比べるとよっぽど手厚いです。

詳しくはWiggle公式サイトの返品に関する案内ページをご覧ください。

参考 英国国外からの返品 – Wiggle

まとめ

以上、自転車やアウトドア用品の海外通販サイト「Wiggle」について、利用方法を中心にまとめてみました。

  • 海外通販自体に不安があり利用したことがない方
  • 購入方法が良くわからず利用したくてもできなかった方

この記事で不安や疑問が取り除けたとしたら幸いです。

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