梅酒好きなら青梅のシーズンを逃すな!梅酒・黒糖梅酒の作り方とおいしい飲み方まとめ

グルメ
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5月の下旬頃からスーパーの目立つところに収穫したての青梅が並びます。
そして、青梅の近くには果実酒用の瓶がずらり…

そんな盛り上がりを見せる梅酒コーナーは、まるで幻だったかのようにあっという間に消え去ります。

生の青梅を入手できる期間はたったの1ヶ月
この時期を逃すと、フレッシュな手作り梅酒は作れないんです!

さかのぼること約1年前。
わたしは梅酒づくりに初挑戦していました。

していました?
そう!梅酒を作っていたことを忘れていたんです(汗)

そして、世話も何もしていない梅酒を恐る恐る飲んでみると…

これは売っている梅酒よりもうまいぞ(驚)

感動的な出来栄えだったんです!

梅酒が好きなのに手作り梅酒を作らないのはもったいない。

ということで、今回はわたしが作った白と黒の2種類の梅酒の作り方、おすすめの飲み方などについてご紹介したいと思います。




梅酒の作り方

わたしが作ったのはホワイトリカーと氷砂糖で漬ける白梅酒、泡盛と黒糖で漬ける黒梅酒の2種類。

白だの黒だのといった呼び方はないかもしれませんが、見た目がそうだったので、そう呼んでいます。

白も黒もお酒と砂糖が異なるだけで作り方は一緒。

並行して説明していきます。

材料

材料は果実酒用の瓶、生の青梅、お酒、砂糖のみ。
とてもシンプルですね!

果実酒用の瓶

瓶は密閉できるものであればなんでも良いのですが、果実酒専用の瓶は実が一緒に出てこないよう注ぎ口が工夫されているなど、使い勝手が良いのでおすすめです。

サイズも色々ありますが、わたしは3ℓのものを選びました。

その理由はこれです。

購入した果実酒用の瓶に付属していた説明書です。

3ℓの梅酒を作るのに必要な梅は1kg、お酒は1.8ℓと書いてあります。

スーパーに売られていた梅が1袋1kg入り、紙パックのお酒が1パック1.8ℓ。

何も考えずに全部入れればいい(笑)

簡単そうなのでこのサイズを選びました。

青梅

わたしが購入したのは群馬県産の生梅Lサイズ1kg。
白と黒の2種類作るので2袋(合計2kg)です。

青梅は放っておくと2~3日で黄色く熟してしまいます。
写真のような緑色の青梅を購入し、購入したら色が変わる前にすぐに漬けてしまいましょう。

なお、シーズンを逃してしまった場合、冷凍梅を使う方法もあります。

生の青梅よりも風味は落ちますが、季節を問わず作れるというメリットがあります。

お酒

お酒は上の写真の2種類。
白梅酒用に35度のホワイトリカー、黒梅酒用に30度の久米仙という泡盛を選びました。

果実酒といえばホワイトリカーが一般的ですが、わたしがチョイスした泡盛の他、各種焼酎・ブランデー・ウイスキー・ウォッカ・ジンなど様々なお酒が使われます。

お酒の選択で1点だけ注意しなければならないことがあります。

それは度数です。

酒税法上、酒類製造免許がない者が、梅酒やサングリアなどの混成酒を造る場合、アルコール度数20度以上の酒を使用することが、酒税法により定められている。そのため通常、レシピのサングリアはワインが20度もアルコール度数がないため、酒税法違反となる。

引用:酒税法 – Wikipedia

種類は問いませんが、アルコール度数が20度以上のお酒を選ぶようにしてください。
アルコール度数が低いと雑菌により梅が腐敗しやすくなるそうです。

砂糖

砂糖は白梅酒用の氷砂糖と黒梅酒用の黒糖の2種類。

白梅酒用の氷砂糖。
実際に使用するのは400g程度ですが、1kgのサイズしかなかったので、仕方なく購入。

ちなみに残り600gは未使用のままどこかに存在します。
使わないな、氷砂糖(笑)

続いて黒梅酒用の黒糖。

やんばる糖という製品で300g入り。
こちらは全て使います。

砂糖は溶けにくいものを使うのがポイントです。
少しずつお酒に溶けていく砂糖は、じっくりと梅のエキスを引き出し、まろやかな味に仕上がります。

準備

材料を調達したらまずは事前準備。

果実酒用の瓶についていた説明書が参考になりました。

果実酒瓶の消毒

梅酒の作り方についてネットで調べると瓶は煮沸消毒すると書かれていることがあります。

瓶に耐熱性があればそれで良いのですが、そうでない場合は急激な温度上昇で瓶が割れてしまう恐れがあります。

わたしが購入した果実酒用の瓶がまさにそれで、煮沸消毒はしないようにと注意書きがありました。

瓶はぬるま湯で洗い、自然乾燥。

その後、食卓・キッチン用の除菌ウェットペーパーで除菌しました。

もこみちくんもおすすめしてます(笑)

青梅の下処理

青梅を2時間ほど水に漬け、アク抜きを行います。

浮いたアクと汚れを流水で洗い流し、ざるなどにあけます。

竹串を使い、青梅のヘタを取ります。

水に浸かっているのでヘタはふやけており、竹串でちょんと刺すだけで簡単に取れます。

青梅を洗う工程で既に結構な量のヘタが自然に取れていたため、思っていたほどこの作業は難しくありませんでした。

ヘタを取った青梅はキッチンペーパーなどで軽く拭き、半日ほど干します。

我が家には大きなベランダがないので、室内にマスカーを貼り、その上にキッチンペーパーを敷き、干しました。

マスカーって何?って方はこちらを参考にしてください。

 

 

なお、この日は青梅の隣で寝ました(笑)




青梅を漬ける

青梅表面の水気が取れたら青梅を漬けていきます。

各分量は下表のとおりです。

種類分量
白梅酒青梅:1kg、氷砂糖:400g、ホワイトリカー:1.8ℓ
黒糖梅酒青梅:1kg、黒糖:300g、泡盛:1.8ℓ

青梅と砂糖がバランス良く隣接するよう、青梅・砂糖・青梅・砂糖と交互に積み上げていきます。

あまりきれいな層にはなっていませんが(汗)

あとはお酒を1パック、ドボドボと入れるだけ。

お酒を入れたら、しっかりと蓋を閉めましょう。

お酒を入れた直後の白梅酒がこちら。

青梅の緑と氷砂糖のクリアな色が美しいですね!

そして、こちらが黒糖梅酒。

泥水…(笑)
ちょっと不安になる色です。

熟成させる

青梅を漬けた瓶は冷暗所に保管し、熟成させます。
百均のストレージボックスがちょうどよいサイズでしたので、2瓶を入れ、クローゼットの奥にしまいました。

このような蓋つきの目立たないボックスに入れてしまったこともあり、漬けてから間もなくこいつの存在を忘れてしまいました。

春になり、そろそろ梅の実の季節だなということで思い出し、現在に至ります(笑)

実際には3ヶ月程度で飲めるようになりますが、半年から1年が飲み頃だそうです。

偶然にも熟成1年となった梅酒。どんな仕上がりになったのでしょう。

出来上がり

ホワイトリカーと氷砂糖で漬けた白梅酒の瓶の画像です。

The 梅酒!といった感じ。
市販の梅酒となんら変わらない、きれいな琥珀色です。

続いては黒糖梅酒。

しょ、醤油漬け!?(笑)

漬けた当初よりも黒さが増しています。

ちょっと恐ろしいですが、試飲していきましょう。

白梅酒のロック

上品な色。ビジュアル的にとてもきれいです。

そして、香りも味も梅が強い。

あんな簡単なレシピでここまで美味しい梅酒ができるのかと感動すらした一杯です。

甘さは控えめ。
アルコール度数は結構高め。

スッキリとしているのでスイスイと飲んでしまいますが、飲みすぎると足にきます(汗)

黒糖梅酒のロック

見た目、意外と悪くないですよ。
黒糖焼酎がこんな感じですもんね。

梅と泡盛の香りがミックスされた感じ。
味も同様、泡盛のクセがアクセントになっています。

黒糖のコクはあまり感じられません。
ただ、甘みは白梅酒よりも強いように思います。

泡盛が結構アピールしているので、泡盛が苦手な方はダメかもしれません。
わたしは泡盛も飲みますので、美味しくいただけました。

白梅酒のソーダ割り

写真を見て気づきましたが、梅酒が沈んでますね(汗)
飲むときはマドラーで良く混ぜましょう。

ロックでもスッキリとした飲み口の白梅酒。
ソーダ割りにするとよりスッキリ感が増します。

この飲み方ならお酒が苦手な女性でも飲みやすいと思います。
わたしからすればジュースですが(笑)

黒糖梅酒のソーダ割り

はい、こちらも沈殿してます(笑)
でも、見た目ツートンできれいですね!

黒糖梅酒はロックよりもソーダ割りの方が美味しく感じました。
ロックだと泡盛の主張が強すぎるのですが、ソーダで割ることでまろやかになります。

白黒ハーフのロック

せっかく2種類あるので、黒ビールのようにハーフ&ハーフにしてみました。

これ、意外とイケます!
味に深みがあるというか、複雑な味になります。

後ろに見えるのはミックスナッツ。
ナッツをかじりながらチビチビと飲む。
これ、最高です!

白黒ハーフのソーダ割り

ロックもやったらソーダ割りもやってみよう。
ということで、ハーフ&ハーフをソーダで割りました。

ごめんなさい。
ちょっと試飲しすぎて味がわからなくなってきました。

美味しいです!(雑)

おすすめの飲み方

6通りの飲み方を試しましたが、どれも個性があり飽きない味です。

白梅酒はロックがおすすめ。

黒糖梅酒はソーダ割りがおいしい。

ハーフ&ハーフは味変で。

そんなところでしょうか。




まとめ

1年もの長い間、一度も蓋を開けられることなく熟成した梅酒。
だって忘れられてたんだもんね(笑)

その甲斐あって、とても美味しく仕上がった梅酒。
蓋を開け、一杯目をグラスに注いだ時の香り。
舌で転がした時の味わい。

今年もまた作ろう!
一口でそう思ったくらいに感動的でした。

しかし…2瓶で6ℓ…

あと2ヶ月で全て飲み干せる自信がありません(汗)

次回はもう少し早めに開封し、瓶を空けないといけませんね。

追記 結局、飲みきれそうになかったので、色々と料理に使ってみました。

 

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