ラブリコで作ったバイクスタンドに自転車を2台ぶら下げるため耐荷重を強化した件

ソロ活
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1年ほど前にDIYで作ったバイクスタンド

ラブリコ(LABRICO)という2×4材(ツーバイ材)を床と天井で突っ張れるアジャスター。
それとミノウラ バイクハンガー4Rという自転車壁掛け用金具を組み合わせたものです。

1年以上使い、ちょっとした地震の揺れにも耐え、安定しています。
そもそも、自転車は床面ギリギリのところに吊るしているので、転倒などの不安もありませんでした。

このバイクスタンド制作の模様はこちら。

 

そしてこの度、2台目の自転車を購入しました。
ロードバイクです。

クロスバイクも室内に置いているくらいなので、もちろんロードバイクも室内に置きたい。
しかし、我が家は賃貸のワンルームマンション。
室内に2台の自転車を置くことはスペース的にかなり厳しいのです(汗)

現在使っているラブリコスタンドに2台吊るせればそれがベスト。
しかし、耐荷重的に大丈夫なのか心配

ということで、色々と検討した結果、こういうことになりました。

どういうことかって?(笑)

順を追って説明していきます。




ラブリコバイクスタンドの耐荷重強化

ラブリコの柱1本にミノウラバイクハンガー4Rを2つ付けて、自転車を2台ぶら下げることはできるのか。

地震による揺れや天井崩壊の可能性などを考慮し、安全に設置できる方法を検討しました。

ラブリコの耐荷重

ラブリコを販売している平安伸銅工業によると、ラブリコの使用荷重は柱1本あたり20kgまでだそうです。

出典:平安伸銅工業「ラブリコの使用荷重について」

左側の図を見ると、柱が横向きで設置されています。
この設置方法で20kgまで耐えられるとのことです。

うちのラブリコスタンドは右側の図に似ており、柱は縦向きで2本使っています。
このケースにおける柱1本あたりの耐荷重については記載はありませんが、横向き1本の柱よりも強いことは間違えないでしょう。

ぶら下げる自転車の重量

1台目の自転車はクロスバイク「GIOS MISTRAL」で重量は実測12kg、2台目の自転車はロードバイク「TREK Emonda ALR5」で重量は実測9.3kgです。

自転車だけで合計21.3kg

ミノウラのバイクハンガーもそれなりに重いですし、うちのバイクスタンドは棚の役割も兼ねていますので、掃除機やらなんやらもぶら下げています。

そして、下の写真はうちのラブリコ柱の突っ張り状況です。

天井を少し持ち上げちゃってます(汗)

設置の際、下地センサーを使って頑丈なところを探したんですが、ちょうどいい場所に下地がなく、現在はこのような状態です。

平安伸銅工業が公表している耐荷重の値は床と天井ががっちりと突っ張られた際の数値です。
このような設置状況の場合、柱2本を使っているとはいえ、そこまでの耐荷重は期待できないでしょう。

あまり荷重をかけると、天井を完全に持ち上げてしまい、柱が転倒する可能性もあります。
そんなことを考えると、(それなりに)高価なロードバイクをぶら下げることなどわたしにはできません(汗)




ラブリコの柱を強化する

ラブリコの突っ張りだけでは大切な自転車を安全に支えることはできない。

そう判断し、ラブリコにかかる荷重を少しでも減らしてあげられるよう、サポート金具を取り付けることにしました。

材料はこんな感じです。

全てホームセンターで購入。

  • 曲がり45度×2箇所の金物
  • ゴム製の脚
  • ボルト・ナット・ワッシャー・木ねじ

この金物を見つけた瞬間に「これだ!」と思いましたが、実際には何に使うものなのでしょう(笑)
他、この金物が「柱を支える脚」になるよう資材を調達。合計で2,000円程度

組み立てたらこうなりました。

なかなかかっこいいじゃないですか!
寄せ集めですが、こういう専用の製品にも見えます(笑)

この足をラブリコ柱に取り付けると、こうなります。

ラブリコの突っ張りなしで12kgのクロスバイク1台をぶら下げてみましたが、ちゃんと自立しました。
斜め45度でしっかりと柱をサポートしています。

このアイデアはミノウラのグラビティスタンドの構造を参考にしています。

グラビティスタンドは突っ張りなしで2台を支えます。
今回、わたしが考えたスタンドは突っ張り+サポート脚なので、グラビティスタンドよりは強いはず!?

ということで、2台吊りを決行。
こいつの出番です。

2個目のミノウラ バイクハンガー4R…
amazonで購入したのですが、1個目を買った時よりも大分安くなっていました。

この製品はハンガーの角度調整が六角レンチでできるところが気に入っています。
うちの自転車は2台ともスローピングフレームなので、角度調整は必須です。

こいつを柱の上の方に取り付け、完成したスタンドがこちら。

見せる収納として活用していた有孔ボードが完全に隠れてしまいましたが、まあ大したもの下げてないので(笑)

サポート脚の床接地位置はタイヤとペダルの中間くらい
自転車の重心より前で支え、且つ最も出っ張るペダルよりも奥にあるので邪魔にならない。
ちょうどよい位置です。

柱を持って揺らしたりしてみましたが、まったく動きません。
地震で柱が揺れ動いたとしても、サポート脚がクッションとなり揺れを抑えてくれるでしょう。

突っ張りとサポート脚。
二重の耐震対策でそれなりに安心できる2台ぶら下げを実現できました。




補足:バイクハンガーを使う際にはケーブル類に注意

ちょっと脱線しますが、想定外だったのがこれ。

ロードバイクのブレーキワイヤーがトップチューブ下を通っており、ハンガーをヘッドチューブ側ギリギリまで寄せられないんです。
ケーブル類がフレーム内装のモデルだったのでこうなることは想定していませんでしたが、入り口がトップチューブ下にあると内装でもこういうことになります。

まあ、フレームの中央で支えられているので安定はしますが、ちょっと気を使います。
バイクハンガーをご検討の方はケーブル類の取り付け位置も気にするようにしましょう。

まとめ

ラブリコで2台吊りをやっている方のブログ記事など色々と参考にさせていただきましたが、柱が倒れてきたという内容のものは見当たりませんでした。

しかし、テレビを吊っている柱が倒れてテレビが壊れたとか、ラブリコとよく比較されるディアウォールが天井を突き破っている画像などを見てしまい、恐ろしくなりました。

結論としては…

下地に直接ねじ込みたい!!!

です(笑)

コンクリ壁にアンカーを打ってぶら下げるとかやってみたい。
頑丈ですし、何よりもスマートですよね?

しかし、そうもいかないので、今回のような対策となりました。
賃貸の嵯峨ですね(汗)

賃貸で2台吊りをしようと考えている方の参考になれば幸いです。

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