どうぶつの森に出てくる木や芝生、建物なんかのデザインってなんか独創的でかわいいですよね!
見ていてかなり和みます。
こんな感じのやつです。
三角の芝生に丸の地面。
丸い樹皮の木。
大きな年輪の木板。
楕円模様の樹皮。
ヤシの木のギザギザ模様。
そして桟橋の大きな年輪の木板。
どれを取ってもオシャレで可愛い!
私はそんな素敵なデザインの中でこの桟橋の「大きな年輪の木板」が特にお気に入りなんです。
今回は木板にこの大きな年輪のペイントをして、「どうぶつの森の桟橋風 折り畳みスキマラック」をDIYしていこうと思います。
材料
材料はいつもどおり安価なものを選びました(笑)
1mのホワイトウッド2×4が3本。
そして各種水性オイルステインとBRIWAX(ブライワックス)。
ブライワックスの色は定番色のJACOBEAN(ジャコビアン)です。
続いて金属の部。
1mのボルトと各種ナット。それとフェルト付きアジャスターです。
ゲームで桟橋は丸太が足になっていますが、さすがに丸太とか使っちゃうと大掛かりになるので、骨組みと足にはこれらの金物たちを使います。
目指すは漁港風アンティーク!(聞いたことない 笑)
塩にやられたダメージ感を出していきたいと思います。
完成イメージですが、言葉で書くとこんな感じです。
- 50cmにカットした2×4を2個並列に丁番で連結した3段の棚板。
- 1mのボルト4本を骨組みにし、各棚はナットで固定。
- 棚はナット固定なので、バラして折りたたむことが可能。
さて、各材料のお値段(参考)です。
品目 | 数量 | 単価 | 合計 |
ホワイトウッド 2×4 1m | 3 | 200 | 600 |
各種水性オイルステイン | 3 | 999 | 2,997 |
BRIWAX(ブライワックス) | 1 | 3,000 | 3,000 |
ボルト M10 1m | 4 | 149 | 596 |
ナット M10 | 24 | 9 | 216 |
高ナット M10 40mm | 4 | 123 | 492 |
フェルトアジャスター | 4 | 285 | 1,140 |
丁番 | 3 | 149 | 447 |
クリアーラインテープ(曲線用) 5mm | 1 | 523 | 523 |
合計: | 10,011 |
今回、木材や塗料などは一部手持ちのものを使いました。
塗料が高いんですよね(笑)
塗料抜かせば4,000円程度です。
クリアーラインテープとはマスキングテープのこと。
このマスキングテープ、自在にカーブして貼れるので、今回の弧を描く塗装には最適なんです。
詳細は後ほどご紹介します。
ささ、前置きはこの辺にしておいて、さっそく作っていきましょう!
各金属のエイジング加工(サビ加工)
購入したばかりのピカピカの金物じゃ味も何も出ません。
これらピカピカを汚していきます。
実はこのネタ、前回記事でご紹介済みです。
ここではビフォーアフターのみ掲載しますので、ご興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
前記事:DIYで使える!鉄を錆びさせるアンティーク塗装とエイジング加工の比較(大惨事もあるよっ)
エイジング前のボルト&ナットたち。
まだ汚れを知らない純粋無垢…ただし札付きの輩(笑)
そしてボルト&ナットたちの変わり果てた姿がこちら。
赤錆大量発生中!
本物の錆なので手に付くし鉄臭い(笑)
でも味わいがあります。
フェルト付きアジャスターはフェルト部分を痛めたくなかったのでブライワックスで仕上げました。
こんな感じでボルトやナットはエイジング加工を施し、漁港にありそうな朽ち果てる寸前の金属感を演出してみました。
木材の加工と下準備
続いては木材のカットとやすり掛けをしてきます。
自宅にあった2×4は1mのもの。これを半分にカットします。
今回、2×4のカットにはこのマイターボックスというソーガイドを使ってみました。
2×4がぴったりとハマるこのボックス。
横90度、45度、67.5度、そして斜め45度のカットがガイドに合わせてのこぎりを引くだけで簡単にできます。
こんな感じでセットして、ガイドに合わせてギコギコ…
そんなに慎重にならなくともまっ直ぐにカットできるんです!
ん?木粉に混じって緑の粉が…
いや、やはり少しは慎重になりましょう(笑)
でないと、ボックスごとカットしてしまいます(汗)
次にやすり掛けです。
今回は塗装に水性オイルステインを使用するので、塗料が染み込みやすいよう#150の紙やすりで荒く削ります。
ちなみに私は基本的に室内でDIYをやります。
賃貸ワンルームなので外にそういうスペースがないんです(汗)
部屋を汚さないようにするために便利なのがマスカーです。
これDIY用途だけじゃなく色々使えて便利ですよ!
木材に大きな年輪を描く
続いては今回のテーマにもなっている大きな年輪の木目ペイントをしていきます。
コンパスで下書き
年輪は丸いので弧を描く必要がありますが、フリーハンドではなかなかきれいな弧が描けない。
そこで購入したのが…
ダイソーコンパスです(笑)
コンパスとか久しぶりに使いましたよ。
シャープペンシル型でなかなかしっかりした作りです。
これで年輪を描いていきます。
年輪のデカさを表現するため、2×4をはみ出す感じで円を書いていきます。
なかなか思い通りの大きさの弧が描けなく、なかなか苦労しました(汗)
下書きの線に沿ってマスキングする
下書きが終わったら、次にマスキングです。
曲線をマスキングするにはこの曲線用のクリアーラインテープを使用します。
これを下書きに沿って貼っていき、塗装の際にはみ出さないようにします。
なぜわざわざマスキングをするの? 下書きに沿って筆で書けばいいのでは?
と思うかもしれませんが、水性オイルステインは塗るというより擦り込む感じで塗料を木に浸透させていきます。
なので、筆で輪郭だけ丁寧に塗っているとどうしても色むらが出てしまうんです。
まんべんなく擦り込むためのマスキングです。
片手で撮影、片手でマスキングしてたのでこんな感じの写真になりましたが、実際には両手でテープに張りを持たせながら貼っていきます。
このクリアーラインテープですが、かなりきれいに曲がってくれます。
そして木材にも良く貼りつく。
根気のいる作業に見えますが、意外と簡単に貼り終えることが出来ました。
稲?これだけ見ると何なんだかわかりませんね(笑)
水性オイルステインを塗っていく
では、塗装に入っていきます。
DIYしてて一番好きな作業です。
濃い色から布で水性オイルステインを塗っていきます。
上の写真は一塗りしたところですが、やっぱり薄い…
何度も擦り込むような感じで塗っていくとまんべんなく塗れます。
1色目が塗り終わりました。
少し乾燥させた後…
ピロピロ~っとマスキングをはがしていきます。
境目も塗料が滲むこともなくいい感じに塗れています。
続いて2色目。
先ほどよりもやや薄い色。
これを先ほど塗った濃い色にも重ねる感じで塗っていきます。
こうすることで濃い色と薄い色の境目が無くなり自然な感じに仕上がります。
ということで水性オイルステインのペイントは完成です。
ブライワックスでアンティーク感を出す
続いてはみんな大好きブライワックスで古材のような風味を付けていきたいと思います。
ブライワックスの塗り方については色々なサイトで紹介されていますので、多くは語りません(笑)
ブライワックスを布に付けて塗ります。
乾燥させた後、布でこすります。
さらに…
たわしなどでごしごしすると艶が出てきます。
ブライワックスの塗り方については、以前「室内用サイクルラック」をDIYしたときに詳しく書きましたので、詳細をご覧になりたい方はそちらも参照してみてください。
ブライワックスは通販での購入が一番おトクです。
木材を加工する
木材の年輪ペイントが終わったところで、次は組み立てのための加工をしていきます。
まずは丁番で2枚の2×4を連結します。
ネジ穴が6個ありますので、対角線上に2点固定し、丁番の可動を確認しましょう。
問題なければ全閉めします。
続いてボルトを通すための穴を四隅に開けていきます。
穴開け位置を決めて、10mmのドリルビットで穴を開けます。
穴開け位置の正確な測量とドリルでまっすぐな穴があけられるかがキモです。
穴あけ後の写真です。
なかなかきれいに開けられたと思います。
しかし、問題はまっすぐかどうか…(汗)
ちなみに板がまだ白いですが、穴あけはブライワックスを塗る前に行いました。
この辺の順番、いつも迷います(笑)
塗装も終わり、金具も取り付け、木材の加工としてはこれで完了です。
今回、6枚の板をペイントしましたが、「大きな年輪」の他、「丸い樹皮」「楕円の樹皮」「ヤシの木の樹皮」も再現してみました。
折りたたむとこんな感じです。
あ!?一枚端面塗ってない!
まあ、いっか。気にしない(笑)
棚板にボルトを通しナットで固定する
棚も骨組みも出来たので、いよいよ組み立てです。
一番ハマりにくい中段の棚からボルトを通していきます。
何とか入りました。
ってか、中段の棚固定用のナットを1mのボルトの中間まで回していくのがめちゃしんどかった(笑)
次に下段、上段の順に入れていきます。
んー…入らない…固い…
(穴を広げる)
んー、なんか斜めになった…
(穴を広げる)
んー、手が錆臭い(笑)
そんな感じであわあわしてまして、中間の写真を撮影する余裕がありませんでしたので、いきなりですが…
完成です!!(笑)
いやあ、上段の棚がなかなか入らなくて汗だくになりました。
上段の棚(大きな年輪の木目)です。
中段の棚。丸い樹皮のデザイン。
下段はヤシの木の樹皮と楕円の樹皮のデザイン。
まとめ
今回、金物のエイジングには時間がかかりましたが、木材の塗装と加工は2日で完成。
水性オイルステインとブライワックスはサクッと仕上がるので時短にもなります。
一番の感動は曲線用のクリアーラインテープ。
これを駆使すれば、素人でも(絵心さえあれば)凝ったペイントが出来るなと思いました。
今後も多用していくと思います(笑)
最後に….
組み立て面倒だから絶対に折り畳みとかしない!(汗)
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