IT業界で生きていくのが辛い…コミュ障エンジニアが活きる場所とは?

働き方
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IT業界で働く人はパソコンのカチャカチャやってその技術力で利益を得ているように思われがちですが、実はコミュニケーションが非常に盛んで且つコミュニケーション能力が長けている人が活躍している現場でもあるのです。

ITを使って何かを構築したい。
そんなニーズを持った顧客はその技術者との会話でそれを形にしていきます。
聞き上手、相手の要望を上手に聞き取り、それを形にする。
更には相手の要望をさらに展開し、より高度なものにするための提案能力
その提案内容を上手に相手にプレゼンする会話力
開発技術ももちろん必要ですが、もっと必要なのは相手とのコミュニケーションなのです。

そんな世界で働く人たちは聞くこと、話すこと、作ること…なんでもこなせる器用な人が多い。
要するに「出来る人間」の集まる場所なのです。

ITが好きでこの仕事に就いた人。
でも人とのコミュニケーションが苦手、自分の考えを発表するプレゼンの場で思う通りに会話のキャッチボールが出来ない。
自分がやりたかったことと全く違う!コミュ障な自分がこんなこと出来るわけがない!
そんなストレスを抱えている方も多いと思います。

人には向き不向きがあります。
IT業界はその技術さえあれば生きていける…そんな甘い世界ではない…

しかし、それはIT業界の一部の話です。

あなたのその技術力を必要としている企業はたくさんあります。
ITを売る仕事ではなく、ITを必要としている業種です。

今回はそんなコミュ障エンジニアの進むべき道について考察してみたいと思います。



ITと畑違いの企業はITに飢えている

今や企業規模や業種に関係なく、一見ITとは無縁と思われる現場においてもIT化が進んでいます。
それはなぜか。

ITを導入することで人件費を削減でき、更には人為的ミスを無くし、製品やサービスの質が向上するからです。

中小企業などは人材の層を厚くできません。
また良い人材はキャリアアップのチャンスがあれば、簡単に職場を離れてしまい、会社は人材不足に陥ります。
ITは裏切らない
数人分の仕事を文句も言わずやってくれます。

そんなITも導入するには専門的な知識が必要です。
しかし、中小企業にはIT部門がない場合が多く、総務や企画部門の方が兼任しているなんてことも少なくありません。

コミュ障エンジニアが転職先として入り込む隙はここじゃないかと考えています。

システム導入事例を見ればわかるITを必要としている意外な企業

インターネット上には様々なシステムの導入事例が掲載されています。
ITの専門家であればシステム導入の際に参考にする文献だと思います。
ただ、良いことしか書いてないのですが;

IT関連情報(農山漁村におけるIT活用事例等):農林水産省

昨今話題の農業等におけるICTの活用事例です。

人手不足が深刻化する中、農家さん、漁師さんたちは色々な工夫をし、素晴らしいシステムを構築しています。
事例を読んでいるだけでわくわくする…そんな案件ばかりです。

このようなシステムは実際に働く人達の苦労や工夫を集約し、それをエンジニアがシステム化することで構築されています。
働く人たちだけでは作れない、エンジニアだけでは作れない。
両者の連携により出来上がった成果だと言えます。

あなたはこれまで後者のエンジニアの立場だったと思います。
エンジニアは色々な問題を抱えたクライアントの話を聞き、次々とシステム化していく。
これには前述の通り、エンジニアとしてのコミュニケーション能力が必要不可欠です。

しかし、あなたが前者の働く人たちの立場になったとしたらどうでしょう?
システムを作るべき・作りたい事案は自社内に転がっているんです。
ネタを引き出す必要がない。それを形にしていくだけ。
どうですか?気持ちが楽じゃないですか?

社内SEの枠を狙える転職サイト

世の中にはいくつもの転職サイトがありますが、大手転職サイトは情報が山ほどあるわりにはその内情がわかりづらい。
いったいどんな仕事をやらされるの?というところが明確じゃないんです。
これは働く側にとっては不安ですよね?



こんな社内SEの転職のみを取り扱う転職サイトがあります。
これならわかりやすいですね。
その会社の取り扱う製品やサービス内容がわかれば、それをシステム化していくのがあなたの仕事です。

このサイトの特徴として「転職アドバイザーに相談ができる」ことが挙げられます。
ただ転職先を紹介してもらうだけではなく、自分に合った職種・業種・勤務形態等について、アドバイスをしてもらえます。

転職は人生における重要なターニングポイントになり得ます。
まずは専門家に意見を聞いてもらうだけでも一歩前進だと思います。

スキルアップの3つの選択肢

転職をしたいと思った際、自分の価値の低さに悩まれる方も多いと思います。
自分には特段優れた能力がない、あるのは少しの経験だけ…。
そんな方は転職に踏み切る前にスキルアップについても検討しましょう。
これは現在の会社に勤めながらも実行できます。
今の仕事が辛い…と思いながら別な努力もしなければならないのは大変なことですが、次のステップはバラ色になるだろうという自己暗示にもなりますので、意外とやっていけるものです。

さて、3つの選択肢と書きましたが、簡単に言うと、苦手を克服するか、得意を伸ばすか、自分の幅を広げるかの3点です。

コミュ障の度合いを軽減する

どんな仕事をする上でも最低限のコミュニケーションは必要になります。
さらに言えばコミュニケーション能力は仕事をやりやすくしてくれるツールになります。
苦手の克服は難しい課題です。
それが出来れば苦労していないですもんね;

コミュ障なのにコミュニケーション能力開発セミナーなんかへの参加は荷が重すぎます;
まずはこのような書籍を読み、自分に自信をつけることから始めるのが良いと思います。
ご紹介する書籍は「コミュ障は治らないけど、コミュニケーションのルールされ覚えれば、誰でも上手に会話ができるようになる」という内容のものです。
きっと気持ちが楽になり、前向きな転職活動が出来るようになると思います。

IT関係の能力を磨き上げ、自分に価値を付加する

もう1点は単純にスキルアップです。
今の仕事で使っている知識や技術を向上するもよし、新しい技術を習得するもよし。
今後、自分がどうなりたい、どういう仕事をしたい。
そんな希望をもって資格を選ぶと良いと思います。
資格を取得するにはいくつか方法があります。
コミュ障であることを考慮すれば通信講座も良いと思いますが、教室に出向き講師の方とコミュニケーションを取ることも上述のコミュ障の度合いの軽減にもつながるのでおすすめしたいところです。

現職がプログラマーの方はプログラミングのオンラインセミナーで有名な「CodeCamp」がおすすめです。
今、職場で扱っている言語以外も習得できれば、転職先の幅も広がります。
これはオンラインなのでコミュ障の方でも安心です。

ヒューマンアカデミー

資格取得をしたいのであれば通学講座も通信教育・オンライン講座も対応している「ヒューマンアカデミー」がおすすめです。
おすすめな点はITに強いところと学習手段を選択できるところです。
教室も全国に点在しており、大体が駅近の通いやすい環境。
現在の職場に通勤しながら、定時後に教室に通うなんてことも可能です。

異種の資格や珍しい資格でインパクトを与える

資格というものは仕事のためだけにあるのではありません。
趣味や自己啓発のための資格取得も人気があります。
転職には関係ないのでは?と思うかもしれませんが、意外とそうではありません。
履歴書の資格取得欄に聞いたこともない資格の名前が書いてあったら絶対に目を引くでしょう。
それだけではありません。
入社後もその資格を持っていることでコミュニケーションが生まれるかもしれません。
資格を自己表現に使う
コミュ障エンジニアにとっては特に有用なことだと考えます。



趣味や自己啓発のための資格取得なら上述の「ヒューマンアカデミー」も種類が豊富ですが、この「ケイコとマナブ」もおすすめです。
例えばエンジニアなのに整体師の免許を持っていたらインパクトありますよね?
ちょっと例が極端すぎましたが、持っていても損はないのが資格。
興味のある分野の資格があったらチャレンジしてみるのも良いかと思います。




まとめ

  • エンジニア専業ではなく社内エンジニアの立場は気持ち的にも楽
  • 苦手を少なく、得意を多くする努力をすることで、転職先の幅は広がる
  • 珍しい資格の取得で自己アピール&自己表現

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